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古郡加奈子さんって何者?

古郡加奈子さんって何者?

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—古郡さんは何がきっかけで絵本を描き始めたのですか。

古郡:高知の大学へ通っていたのですが、3年生の時に就活は辞めようと思って。私の勝手な主観かもしれないけれど、大学がのびのびしていて、のんきに暮らしていたので、ずっとこんな感じだったらいいなって(笑)。そのまま4年生の卒業間際くらいになって、部屋を引き払うことを決めた後に、これからどうしようかなって考えて、絵本を描こうと思いました。

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—唐突ですね(笑)。でもなぜ絵本?

古郡:それまで絵本も描いたことがないし、大人になってから絵を描いていたわけでもなく。たまたまその頃に「みづゑ」(美術雑誌)の絵本特集を読んでいたら「蟻の行列をじっと見ていたら普通は変な人と思われるけど、絵本作家にはそれが必要」みたいなことが書かれてあって、私は見る方が向いているなって。毎日忙しくて蟻の行列にも気づかない人よりも、蟻に目を向けられる人でありたい。だから絵本を描こうと思いました。

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—では独学で絵を描きはじめたということですか。

古郡:卒業後すぐに東京へ戻って5月から「パレットクラブ」という絵の学校に週1回通っていました。その時は初心者のコースがあって、絵が好きな人が通う感じだったので、技法とかは特に教えてもらうことはなく、好きな感じで描いていました。通っていたのは12月までで、1・2月は自由に卒業制作を作って3月に提出することが決まっていて。そのときの卒業制作で作った絵本が「くノ一ウマ子 春の乱」です。

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—くノ一(女の子の忍者)という設定が面白いですね。

古郡:卒業制作のテーマが「クールジャパン」だったので、日本といえば忍者かなって。名前も落書きをしながら出来た顔が馬っぽいと思って、「曽我ウマ子」にしました。ウマ子ちゃんはあえて無表情みたいな感じにしているのですが、最近はサービス精神が出てきて少し表情が豊かになっているかもしれないです。自分の成長とともに、ウマ子ちゃんも変化しています。

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—ウマ子ちゃんは古郡さんの等身大ということですか。

古郡:自叙伝とかではないですが、繋がっている部分はあります。ウマ子ちゃんや絵本の世界観は自分の憧れを投影している部分もあって。その日暮らしみたいな、そういう生活もいいんじゃないかっていう。卒業制作で描いた1作目は「春の乱」だったので、その後夏、秋、冬と続けて、一旦終わろうと思っていたのですが、やっぱり自分の中で捨てきれなくて。

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—では、ウマ子ちゃんの作品が、ボローニャ国際絵本展で入選できたのは大きかったですね!

古郡:本当はウマ子ちゃんにしようかもすごく悩みました。ウマ子ちゃんとは10年近い付き合いになるで、入選って聞いたときは嬉しかったですね! 今回受賞したことで、続けていいんだって思えました。

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—ボローニャの絵本展には行かれたのですか。

古郡:受賞の連絡は板橋区立美術館の担当の方から電話がかかってきて、そのときにイタリアへ行きますかって聞かれて。悩みましたがとりあえず行こうってなって2週間ほど行きました。世界中のいろんな出版社が集まっているから、それを知るいい経験になりましたね。ありがたいことに受賞後は、展示の声をかけていただく機会も増えて、バタバタとしています。

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—では最後に、今後の目標を教えてください。

古郡:やっぱりウマ子ちゃんの絵本を出したいですね。出版社から出せるようにしたいです。出てないうちにはやめられないなって。あとは、今回のondoの展示でも挑戦しているのですが、描いている江戸時代の背景の深掘りをしていきたいと思っています。例えば、今回隅田川で花火を眺めている絵では、花火の色をオレンジにしているのですが、江戸時代は1色の花火しかなかったので、それを表現していて。もちろん架空の江戸時代なので、どこまで時代背景を投影するかは難しい部分ですが、現実にあったことを散りばめることで、絵に奥行きを出していけたらと思っています。

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古郡加奈子(ふるごおりかなこ)

東京生まれ。絵本を描いたり、マンガを描いたり、紙芝居をしたり、様々なジャンルでの活動を行う。2016年に女優デビュー。2017年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。

http://furugorikanako.wixsite.com/furugorikanako

 

 

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【同時開催】

ボローニャ

※ボローニャ国際絵本原画展とは?

50年以上の歴史を誇る、イタリアの古都ボローニャで毎年春に開催される児童書専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」。このブックフェアに伴って行われる「ボローニャ国際絵本原画展」は、出版・未出版に関わらず審査の対象とされるため、新人イラストレーターの登竜門。本展をきっかけに多くの絵本作家が生まれている。

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